2013年6月 Club FM TANABE のインタビュー記事をご紹介させていただきます。
田辺で長年愛されている「田辺中央病院」。施設の一部改装が行われたとのことです。リニューアルした新しい「田辺中央病院」について地域医療連携室の大上さんと上山さんに病院の特徴や魅力をお伺いしました。
田辺中央病院さんの特徴について教えてください。
昭和44 年に開院、田辺の中核に位置し地域の皆様にご利用頂いて44 年を迎えます。内科・外科に加え、平成24年9月より金本成煕医師を整形外科部長として迎え、人工股関節置換手術など様々な整形外科疾患の治療を行えるようになりました。整形外科部門を充実させると同時にリハビリテーション部門も強化し、理学療法士12 名、作業療法士3 名、言語聴覚士1 名と田辺市内では最大規模のリハビリスタッフが在中し治療から回復までをスムーズに支援し社会復帰・自宅療養のお手伝いができる体制を目指しております。また、田辺市内唯一の民間病院の救急対応病院として、地域の方の急病にも対応致します。検診・人間ドックなども業務改善を行い現在予約が取りやすくなっております。
リニューアルをされたそうですが、特にどこを力を入れてリニューアルされましたか？
１階に診察室とCT 室、レントゲン室、MRI 室、検査室などを移動し導線を良くすることによって患者様が利用しやすいようリニューアル致しました。また、整形外科の手術の増加のため手術室も一新し、術後のリハビリスペースも拡大致しました。このたび病棟の壁紙張替等の改装工事が始まり、6 月末には完成予定です。できるだけ患者様に快適に過ごして頂ける環境を整えるよう心掛けております。
地域医療連携室とはどのような部署ですか？
平成２３年８月に開設した新しい部署です。急性期の治療を終えた方の療養の受入や近隣の開業医の先生からの紹介窓口であったり、退院後の生活全般についてのご相談を承っております。退院後に在宅での医療が必要になったり、介護や福祉の制度を利用する際の疑問や手続き・申請などのお手伝いを致します。在宅で対応が困難な場合は、提携している介護老人保健施設「田辺すみれ苑」へのご紹介も行っております。地域の方々の「医療・介護・福祉の疑問」についての相談窓口になれば幸いです。お気軽にご相談ください。
今後、田辺の街にどのように貢献していきたいですか？
地域に密着した病院として「解放された病院」を目指し、地元で開催されるお祭り（ヤーヤー祭の際に外来棟を開放してお子様へ『かき氷プレゼント』などのサービスを行いました）への参加や３か月に１度当院スタッフ制作による地域の皆様向けの広報誌「心」を発行したりしております。リニューアルを行ったのを機に今まで以上に地域の皆様に愛される病院として気軽に相談でき、気軽に利用できる場所に出来ればいいと思っています。
FM TANABEをお聞きの地域のリスナーの方ひとこと。
今後、地域の方々の意見を取り入れるために「公開医療相談会」なども検討しております。特に田辺市内は高齢化が進んでいるので「高齢者に優しい街づくり」のお手伝いが出来ればと思います。介護や福祉のことで分からないことは一人で抱え込んだり悩まずに一度お気軽に地域医療連携室までご相談ください。FM TANABE さんとは同じく地域コミュニティの一環で高齢者を見守ることができる街づくりが出来るといいですね。
[編集後記] 名前の通り田辺の中心地にある「田辺中央病院」さん。このたびリニューアルされ院内もとても明るく開放的になっています。病院と言うと「立ち寄りがたい」イメージがあると思いますが、中央病院さんは今後「オープンな病院づくり」を目指していろいろ企画されているようです。大きな病院は気が引ける…と言う方も多いかと思います。特に介護、福祉が必要な方は不安や疑問など親身になって相談にのっていただけるとの事なので、お困りの方はぜひ一度相談してみてください。 取材・文：真砂いくみ |
医療法人研医会 田辺中央病院
〒646-0042 和歌山県田辺市南新町147
[電車でお越しの方] JRきのくに線紀伊田辺駅下車 徒歩約10分
