- 臨床研究部門を新設しました
2021年4月1日、リハビリテーション科に臨床研究部門を新設しました。この部門では症例研究と基礎研究を積極的に行ってまいります。
■症例研究に対する思いとして、当院では主にトップダウン評価(患者様の動作を分析し、機能障害を抽出する方法)を用いてリハビリテーションを行っております。 この方法は、セラピストの正確な知識と熟練の技術が必要となります。 そこで我々は、トップダウン評価を用いて治療した患者様について院内で繰り返し議論し、学会等で発表することによって多くのセラピストの臨床能力を向上させたいと考えています。
■基礎研究に対する思いとして、リハビリテーションの臨床場面においては、日々わからない事に直面します。 そのような疑問は、書籍や論文を調べ、勉強会に参加するなどして解決します。しかし、それでも分からない事も多々あります。 そこで我々は、基礎研究を行う事で臨床場面における疑問を解決したいと考えています。 また我々が研究した内容を対外的に発表することで、当院のみならずリハビリテーション業界全体の治療の質の向上に寄与できればと考えています。
今後もリハビリテーション科は、入院患者様だけでなく地域の皆様に様々なサービスが提供できるよう取り組んでまいります。
(文責 黒部 正孝)